具体的な被害でひどいケース

角膜が酸素不足になってしまうとどうなるのか解説します。これは、私たちの場合でも同じで酸素がなくなれば死んでしまいます。角膜の中には眼にとって重要な「角膜内皮細胞」と呼ばれる細胞があります。角膜に十分な酸素が行き渡らなくなるということは細胞の減少を促進させることにつながってしまいます。

そして、これらの細胞は一度消滅してしまえば再生されることはありません。角膜細胞は年齢と共に緩やかに減少していくものですが、コンタクトレンズの不適切な使い方は細胞の減少速度を速めてしまいます。ちなみにこの角膜内皮細胞は赤ちゃんの時は1ミリ平方辺りに6000個あるのですが、コンタクトレンズ歴が長くかつ無理な使い方をしていると10代後半では2000個を切ってしまう場合もあります。

角膜内皮細胞は眼の呼吸や代謝を担い、黒目に透明性を持たせている極めて重要な細胞です。これが少なくなれば最終的に白内障のリスクが高くなってしまいます。少しでも自分のコンタクトレンズの使い方に不適切だという心当たりがあれば、今すぐにでも使い方を改めましょう。きちんと適切に使っていればコンタクトレンズを使っていても角膜内皮細胞が減ってしまうことはなくなります。